経営コラム

求人情報検索エンジン「 indeed(インディード)」とは?

2018年5月22日
日差しが強く、汗ばむ日も多くなってきました。つい先日がお正月と思ったら、もう5月ですね。夏もすぐそこまで来ています。
 
年度替わりの求人シーズンは終わりましたが、現在はどの業種でも、常に人材不足です。
 
特に介護業界の人材不足は深刻です。厚生労働省の推計によれば、団塊の世代が全員75歳以上となる2025年には、37.7万人もの介護人材が不足すると言われています。
 
今回は、そんな時代に活用できる「indeed(以下、インディード)」という求人情報サイトをご紹介します。
 
「バイト探しはインディード♪」というフレーズと耳に残る独特のメロディが印象的なテレビコマーシャルでご存知の方も多いのではないでしょうか。「掲載無料」という謳い文句に、怪しげな印象を持たれている方も多いかと思います。
 
インディードの仕組み
「インディード」は求人情報サイトではなく、求人情報に特化した検索エンジンです。有名な求人情報サイトにはタウンワークやデューダなどがありますが、「インディード」で検索すれば、タウンワークやデューダなど、他の求人情報サイトに掲載されている情報も一緒に出てきます(非公開求人は出てきません!)。
インディードが独自で掲載している求人情報も登録されていますので、インディード独自の求人情報と他の有名求人情報サイトの求人情報が同時に検索できることになります。
全体の75%以上がスマホからのアクセスであり、若者に対する訴求力も期待できます。
 
「無料掲載」の意味
文字通り無料掲載が可能です。インディードにアカウント登録を行い、決められたフォーマットに従って入力を行えば、即時に求人情報がインディードに登録され、検索が可能となります。メールや管理ツールで応募を確認することができ、求人情報の閲覧状況を確認することもできます。
 
どうやって儲けているのか?
無料と聞くと「タダより高いものはない」と疑ってしまうのが私の悪いところですが、インディードはスポンサー求人広告という、無料掲載より目立つ場所に高い頻度で掲載される有料版があります。また、自社サイトの求人情報を有料で掲載するサービスも行っており、それらの料金で収益を得ています。ちなみに、有料掲載は無料掲載の4~5倍程度の閲覧数のようです。
 
インディードのデメリット
あらゆる求人情報サイトの情報が一度で検索できる、無料掲載が可能といったメリットを説明しましたが、検索できる情報が膨大であるため、無料掲載した情報がすぐに新しい情報に埋もれてしまうといったデメリットもあります。
 
インディードを使えば必ず人材を採用できるというものではありませんが、これからますます困難を極めていくであろう採用の問題に対する、1つの対策ツールとして活用してみるのはいかがでしょうか。